障害者として生きることは「健常者への屈辱感」と付き合うことってお話

こんばんわ。嫁から「麦茶を作ろうとしたらなぜかお湯が半分になっていた」というLINEが来て寒さもあって心臓止まりかけたくらげです。なぜか弱火にしておいたら大丈夫だろう、と思い込んでぼーっとしていたそうです。雨の日はこれだから怖い。

noteを更新しました。

毎週恒例ですが、noteを更新しました。

くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第38回 お正月に何食べる!?発達障害と味覚のお話


今回は、発達障害者の味覚の不思議についてです。寺島さんの旦那さんが哀れでなりません(笑)

味覚が鈍感、といえばボクも味覚は鈍い方です。これは北の生まれだからというのと、刺激を求めがちなADHD気質が一人暮らしをすると自然味が濃いのを好んでしまうからかなと。

一時は血圧が即死するんじゃないかという数値が出ましたが、同棲してから嫁の味覚に合わせて調理をするようになったら正常値に戻りましたんで、人間変わるもんですね。

ただ、一人でご飯を食べるときは今でも調味料を大量にかけてしまいがちなので、根本的に刺激を求める性質は変わっていないのですね。「押さえられるようになった」ということで。 

普通の生き方とはなんぞや

ところで、発達障害があると普通の範疇とはなんぞやと考えざるを得ません。発達障害とはどこか普通でないところが問題だからです。 ですから、発達障害者の目指すべきところは「普通になること」ととらえられるところが多い。でも、普通にとはなにか、という問いに明確に答えられる人はどれだけいるでしょうか。

確かに健常者に近づけばできることは増えます。でも、ボクが出会ってきた障害者で生き生きとしていた人を思い返すと、普通でない人も多いのです。 聴覚障害で日本語は下手だけど日本語を覚え直すより英語を学んだ方が良いと英語の読み書きを続け現在外資系で1000万以上稼いでるやつとか、自分に発達障害がある、日本では活かせないからと外国で学んで日本に戻ってきて起業した人とか。

また、社会的にどうのこうの、というわけでもないけど、様々な障害を抱えて「普通じゃない」生活を明るく営んでいる人がいます。そういう「普通でなさ」も含めて「どう生きるか」という複雑さが障害者にはあるのですよ。

とはいえ、なかなか普通でなく生きていくのは難しい。

障害者とは屈辱と付き合うこと

青い芝の会の横田弘は「脳性麻痺者は健常者がいなければ生きていけない。脳性麻痺者を差別している相手に頭を下げて世話になら蹴ればいけない屈辱感」という趣旨のことを書いておりますが、障害者がどこか健常者の「世話」にならなければならないのも事実。

「普通」とどう折り合いをつけていくのかという課題は、「屈辱感とどうつきあうか」ということを含む問題です。その面から言えば障害があってもできることを増やすことがよいでしょう。

でも、複数の障害を抱えるボクからすれば、そのみちはとても厳しいものです。とうか無理。どこかで行政なり上司なり知り合いなり親なりSOS出さないと生きていけない。

まず、補聴器と人工内耳をつけないと仕事ができません。まともに買うと補聴器は月収を超え、人工内耳は年収を超えます。行政の補助無しにはとてもじゃないですがまかなえません。

また、医療費もしゃれにならないので、こちらも補助を受けていますし、仕事も障害者雇用枠での採用です。ぜんぜん自立してないです。障害者として使える行政サービスをフル活用して不安定に生きています。

なので、障害があるなら障害があるなりにどう生きるか、普通じゃないなりにどう生きるか、を考えて行くしかない。そのためには障害を「屈辱を感じながら」受け入れることも必要になる。

明るくなくてもいい。今を生きるだけ。

ボクはよく明るく生きていると言われますが、心の奥にはこういうどろどろとした「普通」に対する屈辱感や挫折感、敗北感が常に渦巻いています。でも、そういう感情はとりあえず棚上げにして、今を生きる。とりあえず、今をどう苦しくなく生きるかに全力を挙げて、苦しさを先送りにする。

障害を持つことは不安ですし、大変ですし、苦痛もあります。でも、それらは別に乗り越えなくてもいい。でも、そこに囚われて自分で可能性を閉じてしまうのももったいない。

屈辱があっても辛くても、恨みがあっても僻んでも、ボクらは健常者が大多数のこの世の中で生きている。だから、みっともなくても生きていく。普通じゃなくても生きていく。頭を下げたくない相手にも頭を下げても、嫌な相手に世話をされても、それでも生きてくしかない。何で、と思っても生きていくしかない。

だから、せめて今を楽しく生きたい。それだけがボクの願いです。

そして、あなたが少しでも今を苦しくなく生きていければ良い、そう祈っています。

では、今日はこれくらいで。でわ。

ところで。

これ書いてたら、予定に遅れそうなんですがこれどうしましょうかね(ヽ´ω`)





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くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談
15151372_922612661202917_1424986504_n1 「ボクの彼女は発達障害」のくらげと寺島ヒロが再タッグ! ADHD・難聴のサラリーマン「くらげ」とアスペルガー症候群の漫画家「寺島ヒロ」が発達障害に関するエトセトラを傍若無人に放言しまくる対談集です。 発達障害あるあるネタをイラスト付きでお楽しみください!
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第1巻(1〜10話)
第2巻(11〜20話)
第3巻(21話〜30話)
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