自分の声が普通におっさん声なことに傷ついた聴覚障害者のお話

こんばんわ。くらげです。

全部、青くない。

次のNHKの朝ドラは「半分、青い。」という片耳が失聴した女性を主人公としたものだそうですが、両方とも耳が悪いボクはさしずめ、「全部、青くない。」でしょうか。

様々な挫折や離婚を乗り越える内容になるそうですが、「片耳聞こえないだけでそんなにドラマになるの?」と不思議に感じる方もいるかもしれませんが、大変みたいです。

そこは「大変だ」と断定しなさいよ、と突っ込まれそうですが、両耳が悪くて難聴どころか(医学的な意味での)ろうに区分されるボクは逆にわからないゾーンなんですよ!

一番近いのは人工内耳だけを装着している状態でしょうけど、片耳失聴にはほど遠い聴力です。

なんで、「片耳聞こえてるだけいいじゃん」とは素直に感じるところですが、片耳失聴は障害が理解されないし補聴器の補助が出ないし、聞こえない方から話しかけられてもわからないし、と苦労しているとよく聞きます。

統計的には出てこない片耳失聴の方への理解が少しでも広まるといいですね。

声の記憶が子供のまま!?

さて、ボクは補聴器と人工内耳をつけて生活しているのは何度も書いたとおりですが、面白い現象をあおが発見しました。

ボクがなにも装着していないとき、補聴器だけの時、人工内耳だけの時、両方つけているとき、で滑舌がまったく違う。よく聞こえる状態になるに従い急激に発音が良くなる。試しに話している最中に人工内耳を外す実験をしたら、外した瞬間、滑らかに流れていた水が詰まったようにぼとっと滑舌が落ちました。

考えてみれば当たり前ですが、耳からフィードバックしてこなけりゃ自分の声は調整できません。それにしたって、トランプタワーに息を吹きかけるように一瞬で発音が崩壊するのは不思議なモノです。

で、ボクの声は自分の中では結構かわいい声で顔とギャップがあると疑っていなかったのですが、あおからは「顔以上におっさんな声だから心配すんな」とクリープの粉のような微妙な味わいで真実を告げられまして、心がエアガンで狙撃されたかのようなショックを受けました。

なんで想像の声と現実の声でここまで断絶があるのか、と悩んでいましたら、あおは「おっさんは自分の声の記憶が子供の頃からアップデートされてないのでは」と仮説を立ててきました。

「おっさんは声変わりをしたことがあるかいな?」と質問するので。考えてみたら覚えてないんですよね。イメージ上では結構高い音域です。そうあおに答えたら「やっぱり子供の声で固定しちゃってるんだねぇ」と納得されましたね。

いや、特にオチのある話ではないのですが、なかなか人体の神秘とかを感じませんか?感じませんか。そうですか。

というわけで、これくらいで。でわ。