ADHDはぬらぬら踊りながら本を読むのが一番頭に入るのよってお話

こんばんわ。くらげです。



noteを配信しました

今週の「くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談」を配信しました。

今回は「発達障害者のアイデンティティ」の問題に踏み込んでみました。全然踏み込めてませんが、「ない」わけではないのですよ、というお話になっております。ぜひお買い求めの上読んでいただけると幸いです。

虹を待つ彼女読みました

読めたのは一冊でした

最近の悩みは本を読む時間を取れないことです。ゴールデンウィーク中も慌ただしくて読み終えたのは第36回横溝正史ミステリ大賞を受賞した「虹を待つ彼女」だけでした。

新聞の書評かなんかで「特異な方法で自殺した女性をAIでよみがえらせようとしたらその女性に恋をした」ってストーリーを読んで気がついたらKindleにデータが入っていたんですね、1ヶ月くらい前に。こういう甦りモノ好きです。SF系純愛モノ好きです。君の名は、は見てないですけど。字幕ないし。

二〇二〇年、人工知能と恋愛ができる人気アプリに携わる有能な研究者の工藤は、優秀さゆえに予想できてしまう自らの限界に虚しさを覚えていた。そんな折、死者を人工知能化するプロジェクトに参加する。試作品のモデルに選ばれたのは、カルト的な人気を持つ美貌のゲームクリエイター、水科晴。彼女は六年前、自作した“ゾンビを撃ち殺す”オンラインゲームとドローンを連携させて渋谷を混乱に陥れ、最後には自らを標的にして自殺を遂げていた。晴について調べるうち、彼女の人格に共鳴し、次第に惹かれていく工藤。やがて彼女に“雨”と呼ばれる恋人がいたことを突き止めるが、何者からか「調査を止めなければ殺す」という脅迫を受ける。晴の遺した未発表のゲームの中に彼女へと迫るヒントを見つけ、人工知能は完成に近づいていくが――。

虹を待つ彼女 逸木 裕:書籍 | KADOKAWA

積ん読してたのが悔やまれる

でまあ、買ったのはいいけど読んでなくてですね、ゴールデンウィーク中にとりあえず最初だけでも読んでおくかと目を通してみたら、設定が脳にこうがっつんんがっつんぶっささる程度には面白かったです。想像以上にSF系純愛モノでラストシーンで思わず主人公に感情移植して泣きましたね!もっと早く読んでおくべきだったわ!

SF好きにもおすすめです

AIで死んだ人間をよみがえらせるってのは既に珍しくないアイデアですけど、作中ではなかなかに捻った使い方をしている上、「よりリアルに近づけるために身近だった人に調整してもらう」って流れは「そりゃそうだけど気づかなかったわー」と感心しました。

デビュー作で滑らかじゃないところ、浅いところはありますが、特にSF好きがハマれば一気読みできてしまうパワーがありました。ぜひ次回作も読んでみたいです。おすすめです。

ADHDは読書が嫌い?

ADHDと長編小説は相性が悪い?

しかし、長編小説を読むことはADHDにとっては苦行の一つであります。ADHDは短期間で報酬系がドバドバ出るのを好む傾向が強いです。長編小説は長いスパンでラストに向かって収斂していくのでなかなかにジワジワ進んでいくので、カタルシスがない序盤は辛いです。このへんでギブアップして読み通せない本も多いですね。

ノッてくると吐きそうになる

そんで読み進めるうちにだんだん面白くなっていって閾値を超えると次は「はよう!はよう次を読むんじゃ!めくる手をとめるでないぞ!」とハイになります。最後まで読み終えないと気持ち悪くなるんですね。

「読み終えるまでご飯作らないから」とあおに宣言するのですが「本とウチのめしどっちが大事なの!」と叩かれて蹴られて本を取り上げられてご飯を作る羽目になります。ひどい。

まぁ、あおにとっては「あんた熱中すると文字通り熱が出て吐くでしょ、うちがときどき本を読むのを中断させて休ませるの」というボクのコントロールなんですね。「それはありがたいんだがなぜに肉体言語で訴えるのか」と聞くと「あんた聞く耳持たないでしょう、二重の意味で」とか茶化されるのですが。

じっとしてられないのと読み終えたいストレス

それはともかく、小説にノッてきて先が気になるのと、同時にじっとしていられない、何かに集中できないというADHD特性が混じるとけっこう面倒なんですよ。

今すぐ本を投げ捨てて動き回りたいくらいに焦燥感あるんですけど同時に最後までじっくり楽しみたい気持ちがせめぎ合います。これも吐き気がするほどにストレスなんですね。

一度読み終えて外を歩いてくるのが一番いいのですが、本当に面白いとそれも出来ないので部屋をうろうろしたりスクワットをしたり腹筋したり片足立ちとか踊り出したりしながら本を読みます。

あおに「おまえ何してんの」と呆れられますが、動きながら本を読むのが一番頭に入るから仕方ない。なお、この経験から二宮金次郎はADHDだった説を提唱したいと思います。

子供の頃からこうでした

今から思えば子どもの頃から本を読むのは落ち着いてませんでしたね。うねうねしながら本を読んで怒られてましたし、一人で学校から帰るときはいつも本を読みながらでした。今でも歩きスマホがやめられないのですが、本がスマホに変わって成長してないだけという。

ADHDの子供が本を嫌いにならないために

本を嫌いにするのは何か

ADHDで本が嫌いって人はけっこういるんですが、話を聞くと「本を読むとじっとしてられないから苦手」というケースもあります。子どもの頃に本をじっと読んでられずに怒られた、という経験が本を嫌いにさせている。実に勿体ない。本を読むのは「知識を得るため」「楽しいから」であって行儀のためじゃないんですよ。

本を読まずに大成した人はいない

発達障害がある子供をお持ちの親御さんにお願いがあるとしたら、本を読むときにどんな姿勢だろうと怒らないで欲しいな、ということでしょうか。本を読むことは発達障害があればなおさら人生に大切なことです。その楽しみを姿勢ごときでくじけさせないでください。本を読めないで大成した人間はそんなにいないですしね。本を読んでもろくでもない人間になるのはさておき。

まぁ、皆さん一冊どうぞ

本を読むのも一苦労ですが、やっぱり読み終えた後の満足感はなかなかかけがえのないものです。皆さんも本を一冊如何ですか?

さて、今日はこれくらいで。でわ。





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くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談
15151372_922612661202917_1424986504_n1 「ボクの彼女は発達障害」のくらげと寺島ヒロが再タッグ! ADHD・難聴のサラリーマン「くらげ」とアスペルガー症候群の漫画家「寺島ヒロ」が発達障害に関するエトセトラを傍若無人に放言しまくる対談集です。 発達障害あるあるネタをイラスト付きでお楽しみください!
【過去の記事をお得にお買い求めいただけるようになりました!】(各500円)
第1巻(1〜10話)
第2巻(11〜20話)
第3巻(21話〜30話)
第4巻(31話〜40話)