こんばんわ。くらげです。
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人手不足に高齢者雇用
NHKのニュースを見ていたら、人手不足に悩むコンビニ各社がご高齢者をターゲットにバイト募集をかけているというトピックが流れてきました。
元気有り余りつつ定年を迎えた高齢者と、これまでアルバイトのメインだった学生などの若年層が減って困っているコンビニ業界が手を結ぶのは純粋にいいことだと思うのですが、それなら全国に700万人いると言われる障害者の活用もそろそろ考えましょうよ。
障害者にバイトは難しい
障害者の就労の問題は「アルバイト」のような仕事ほど出来ないことです。障害者雇用の求人の大半は事務職なのですが、こういう仕事はアルバイトでは多くないですし、あってもまず雇ってもらいません。
聴覚障害者だと郵便物仕分けとか宅配仕分けとかまだ採用してくれるところはありますけど、日本のバイトは幅広い業務をするのが当たり前になっているのもあって、わりと単機能にならざるを得ない身体障害者にはあまり優しくはないですね。
バイトの内容がつらすぎる
でまぁ、ここのところは人手不足でどこもかしこも人材確保に必死ですけど、コレって結局「一人に全部任そう」ってのがそもそもキツいんじゃないかと。
冒頭のご高齢者をコンビニ店員にするケースも当初はいいでしょうけど、元気な老人もすぐに人材枯渇しそうな気がするんですよね。
しかも、老人は病気や身体の衰え、来るときは一気に来ます。また、ご本人は若いとき同様になんでも出来ると意気込んでも実は出来ていなくてトラブルが・・・というケースも考えられますよね。若い人に比べて「明日リタイアする確率」は若い人よりはるかに高い。
そういう観点からすると、老人に「一人ひとりに全部任す」というやりかたは大変リスクが高い。若い人と同じように働かすのは絶対に破綻します。
問題がある人を戦力化する
これからはどんどんどうすれば老人でも働けるとか、という仕組み作りを進めるところが増えると思いますが、これはもう障害者雇用と同時に進めたらいいですね。どちらも「心身の不自由・衰えがありつつも戦力として使う」という特徴があります。
具体的にどうすれば、というと理屈としてはまず仕事を細かく区切る(コンビニならレジならレジ、棚だしなら棚だしetc)。そんで、身体の状態などに応じて担当を徹底すればいい、んですが。
まぁ、実際、これ、大手企業の大きなオフィスビルとかならこれでもいいんですよ。でも、コンビニみたいな小さいところで多機能を満たそうとするとなかなか難しくなりますね。
といえ、このままの形態でコンビニ運営を続けるのも人材破綻しそうなんで、やはり障害者とか高齢者をうまく生かすシステムをえらい人に考えて欲しいもんですが。
踏ん張りましょう
まぁ、本日はこれくらいで。皆さん、うまく仕事のバランスを取りつつ踏ん張りましょう。でわ。