障害のある高校生の大学進学問題打破のためにオープンキャンパスに行こう!ってお話

こんばんわ。くらげです。



対談更新しました

今週の発達障害あるある対談を配信しました。「発達障害の就職」について考える前に普通の人の就職活動ってどんなんだろう、ということがテーマです。

よく、日本の企業文化は発達障害者にやさしくないと言いますが、そこにあるトラップがだいぶ見えた気がします。どんなトラップかは購入してお読みいただけると幸いです。

オープンキャンパスの季節

オープンキャンパスの季節

さて、ほとんどの大学にとって入学者の確保は死活問題ですが、この時期の入学者の対する広報の主力の一つにオープンキャンパスがあります。

このブログの読者でもオープンキャンパスを通じて大学を選んで進学した方もいると思いますが、結構影響あるんですよねコレ。

オープンキャンパスとは

オープンキャンパスとは高校生やその保護者を対象に大学の施設を公開したり模擬授業や入学相談を行う場です。

実際に進学したい・進学を考えている大学がどういう雰囲気でどのような施設があって先生がいるのか、ということをリアルで知ることが出来ます。

まぁ、今時の大学進学を考えている高校生の大半は最低1校くらいには行くんじゃないですかね。

大学当局にとってもオープンキャンパスにわざわざ足を運んでくれる高校生はそれはもう貴重な存在なんでとにかく何とか足を運んでもらおうと必死です。

障害のある高校生の進学問題

障害者の進学の相談先がない

どの大学も一人でも学生を集めようと様々なアプローチをかけているわけなんですが、たとえば留学生対象のオープンキャンパスが各所で開催されています。

一方で、取り残されているのが障害のある高校生等の進学相談なんですよね。そもそも障害学生支援をやっています、というところがまず少ない。

こんばんわ。くらげです。 新入生よ酒に気をつけろ 本日は多くの国立大学の合否発表があったらしく、ツイッターでも多くの方に春が来ているよう...

更に、その「支援していますよ」という情報をHPなりなんなりで公開している大学となるとほんと大手大学が数校ってレベルですね。

ちょっと日本学生支援機構の資料を見てみると、「障害のある方は事前にご相談ください」とかをホームページに書いている大学は約6割ありますが、具体的に書いている大学は18校しかない。

文部科学省も障害のある高校生と大学の接続を強化しようとして「おまえらの大学の障害学生支援について積極的に公開しろや」という指針は出してるんですが、全然です。

こんばんは。くらげです。 「障害のある学生の修学支援に関する検討会(平成28年度)第二次まとめ」 「障害のある学生の修学支援に関する検討...

こうなるともうオープンキャンパスを楽しむどころじゃなくて、まず「この大学は自分を受験させてくれるのか」「進学しても大丈夫なんだろうか」と悩むわけです。

かなり多くの障害のある高校生はこの時点で進学をあきらめたりしますし、そもそも障害者だから大学に行けなくて当たり前、という風潮はまだまだあるわけです。

まぁ、これは大学等に悪意があってそうなってるんじゃなくて、単純に障害のある高校生等が大学にとって潜在的顧客になる層ではないというのが常識なわけです。

進学する障害者、増えてます

じゃ、実際に何人の障害のある人が入学してるかというと、平成28年度調査ではには約1800人に上ります。平成20年度では障害のある入学者は688人でしたから、たった数年で2.6倍以上のボリュームになっているんですね。

とにかく「子供の数が少なくなる」と危機感がある大学にとって、障害のある学生は未開拓のブルーオーシャンだと思うんですが、どうでしょうかね。

そうでなくても、障害者差別解消法を踏まえると理由なく入学前のオープンキャンパスなり説明会で障害のある方を門前払いなどの差別的取扱いは認められていません。

文部科学省障も障害のある学生の修学支援に関する検討会報告(第二次まとめ)では大学の課題として以下のような内容を掲載してます。

「障害のある入学希望者等からの問合せを受け付ける相談窓口等を整備するとともに,これらの相談窓口や,入試時・入学後に受けられる支援内容について,オープンキャンパスや入学説明会等の機会を利用し,生徒や保護者,高校等の教職員に幅広く発信するよう努める。」

障害のある学生の修学支援に関する検討会報告(第二次まとめ)について:文部科学省

つまり、障害のある受験希望者がオープンキャンパスなどに来訪することは常に可能性として考えなければいけませんし、その窓口の整備を進める必要もあるんですね。

さっきも書きましたけど、現状では全く整備されてないのが実情ですが。(だいたい大慌てでなし崩しに準備するみたいなんですが)

行きましょうオープンキャンパス

一方で、障害のある高校生等も大学にちょっとでも興味があったら是非、臆せず気軽にオープンキャンパスとかに行って欲しいですね。

もちろん、家庭の事情や学力もありますけど、「障害があるから大学に行けない」というのは時代遅れの考えです。

今の日本には障害等のある大学生等は28,000人もいるんですよ。そんで、約75%の大学にはすでに障害等のある学生がいますので、あまり躊躇しなくて大丈夫です。

むしろ、オープンキャンパス等に行って相談することで進路の幅が一気に広がるかもしれません。というか広がれ。

こんばんは。くらげです。 くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第52回を配信しました くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第52...

踏ん張りましょう

というわけで、本日はこれくらいで。みなさん、ちょっとは勉強を重ねつつ踏ん張りましょう。でわ。