こんばんは、くらげです。
妻氏、聴覚障害を納得する
障害公開
なんとなく以前も書いてたような気もしますが、妻の方は以前メニエールをやって以来、補聴器をつけています。結構聴力がガッツリ落ちていまして 下手すれば一部はボクよりも悪いくらい です。
まあこのこと自体は隠してるわけでも何でもないんですがやはり本人としては割り切れないところもあったようで「あまり公にしてくれるな」という要望があったのですが、最近補聴器を変えて大分聞こえ方が改善したこともあって「これはこれでも仕方ないな」という割り切りができたようです。
受容は複雑です
やっぱり普通の人より劣ってるところがあるっていうのは、一つあるから全部受け入れられる、ということはないのです。それでも今回は聴力に関して、そういう割り切りが出来たってことは非常に良かったなと。
僕自身もなんだかんだと言って 自分の身体の持ってる問題というのに納得しているわけではありませんのでもやっぱりお互いに成長していくしかないですね。
人工内耳の諸々について
メンテナンス行ってきました
一方で本日ボクは一ヶ月ほど前に補聴器人工内耳メーカーであるコクレアから「新しいタイプの人工内耳の説明会してるから来ませんか?ついでに定期メンテナンスもやりますよ?」という告知があったので、そろそろへたりつつある人工内耳の延命のためにメンテだけに行ってきました。
新型人工内耳とは
今の人工内耳は補聴器にケーブルが生えていてるような外観なんですが、最新型の人工内耳「KANSO」は大変小さなデバイスで、本体を直接頭につけるものです。
ボク自身は人工内耳が小さくなりすぎて逆に使いにくと文句を言う珍しいタイプなのであまり参考にならないのですが、見たところ、女性や子供には目立たないのでいいんじゃないかと思いましたね。しかし簡単に落としてなくすのが怖いーと。
まあ、もちろんコクレアさんもそれは充分に分かっていて、これまでの耳掛け型と並行して、新しいタイプの人工内耳も開発していくとのことでした。この先、人工内耳はどう進化していくかは興味深くはあります。
メンテナンス結果について
で、人工内耳のメンテナンスの結果は、電極部分のメッキが剥がれかけていてそのうち電気はいらなくなるかもしれないから保証期間のうちに交換しなさいよ、ということでした。すぐさま故障、ということはないようですが、早めに医者に連絡したいと思います。
あとはマイクカバーとイヤーフックを交換してもらって終わりでした。20分もかかりませんでしたね。結構安くメンテしてもらえたので満足です。
コクレアの担当者、驚く
午後からの新型人工内耳説明会は参加しないのですぐに帰ろうとしたのですが、展示物を眺めているうちにコクレアの担当者さんと雑談になだれ込みました。
コクレアの新型人工内耳や防水カバーの説明を受けたんですが、こちらからは最近のろう教育事情、ろう者からの人工内耳への批判を説明していたらかなり驚かれていましたね。
特に一部のろう者からは「人工内耳は耳鼻科医の新しいビジネスとして子供を食い物にしている」という意見もある、といったら「そんなことまで言われているんですが」と軽くショックを受けていた模様です。
ギャップを埋める方法はないものか
担当者氏は「そういう話はお医者さんからは聞かないですね」と言っていましたが、そういう聴覚障害者事情の窓口が耳鼻科医だけなのかな?とちょっと心配に。逆に、聴覚障害者サイドも文句はいえどもコクレアに直接意見を届けているわけでもないのかな?と。
ボクはろう学校卒で卒業後に人工内耳装着というある意味珍しい経歴でもあるので、この辺のギャップを埋めるのに何かできないかな?と思った次第。そういうわけで、コクレアさん、ボクを講演とかに呼びませんか、お安くしますぜ。
踏ん張りましょう
といったところで今日はこれくらいで。皆様、色んな事情に詳しくなりつつ踏ん張りましょう。 でわ。