パラリンピックが盛り上がらないのは原始的な憧れの問題じゃないかなってお話

こんばんは。くらげです。



パラリンピック開会式

少しは本物を見よう

さて、本日は パラリンピック開会式 でした。ボクはあまりセレモニー的なものは途中で飽きるため腰を据えてみることはあまりありません。

しかし、ツイッターとかでパラリンピックとかについて酔っぱらいの繰り言のようにグダっているので、少しは実際に見て考察せねば、ということで20時からNHKをつけて開会式を見ていました。(途中からEテレに切り替わりましたが)

すごかったです

開会式では妻のあおが「あ、この車椅子のメーカーのカタログ持ってる」「北朝鮮の選手、車椅子が体格に合わせて調整されてない」とか車椅子批評を始めていましたが、ボクは ショーの部分に圧倒 されました。

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ボクはアートに関してはからっきしなのでうまく言葉にできませんが、演出家が表現したかったパラリンピックの精神性は 「不屈」や「再生」、「無限の可能性」 というものなんだろうなぁ、ということはよくわかりましたね。

また、オリンピックの開会式のショーはどちらかといえば「テクノロジー」がメインで人間が添え物、みたいなところがなきにしもあらずでしたが、パラリンピックのショーでは人の動きがシンプルでありながらも非常にメッセージ性が強く、「人間もまだまだ必要なんだねぇ」とか感じましたねぇ。

Eテレだけではもったいない

まぁ、単純に言って開会式はすごかったです。これ、Eテレだけが放送するのはもったいないショーだと思うんですが、 実際に見たのはオリンピックの10分の1もいない んだろうなぁ、と。

NHKのピョンチャンパラリンピック特設サイトです。放送・配信予定や競技日程・結果、メダル速報、気になる選手情報などをお届けします。

パラリンピックは盛り上がらない?

パラリンピックが盛り上がらないのは差別か

パラリンピックでよくある議論の一つに 「オリンピックと比較して話題にならない」「マスコミに取り上げられない」 という不公平さを指摘するものがあります。

新聞もテレビもパラリンピックを取り上げる割合はオリンピックとは比較にならないし、今回の平昌オリンピックも試合の放送時間は60時間程度だそうです。

また、パラリンピックにかかる経費負担の割合や報奨金も桁違いに少なく、スポンサーも少ない上に国民的な盛り上がりもないですよね。

こんばんわ。真田丸にフリントロック式拳銃(馬上筒)が出てきて大興奮のくらげです。 資料を持ってきて「今日は前装式フリントロック拳銃の話...

こういう問題に対して 「障害者差別」 という声もありますが、先日、ちょっと思考実験として「パラリンピックで四連覇した選手に国民栄誉賞を与えないのは差別か」みたいなことをツイッターのアンケート機能で聞いてみたら「わからない」と「差別」ってのが同率でしたね。

で、ボクの意見はどうかというと盛り上がらないのは「差別ではない」というか 「盛り上がらなくても仕方ない」 みたいな考え方なんです。

なぜオリンピックは盛り上がるのか

どういうことか、というと、まず「オリンピックはなぜここまで盛り上がるのか」って考えると、技巧を尽くした真剣勝負だの、国別にメダルを争う愛国心的なものだのといろんな要素がありますが、シンプルに考えると 「強いものは良い」 という大変原始的な羨望みたいなのはあるんではないかと。

もちろん、原始的だから悪い、というわけではまったくなくて、 自然な「すげぇ」って感覚の発露ですよ。 そういう「すごさ」ってのは素直なあこがれと結びつきやすいですし、だからこそスポーツというのは盛り上がるのだと思います。

また、この「強さへの素直なあこがれ」というのは「こうなりたい」という願望とほぼ同じものではないか、とボクは感じています。子どもがオリンピック選手の活躍を見て 「ああいうすごい人になりたい」という重ね合わせが発生する からこそオリンピックはすごい大会でありえると。

「あこがれ」から考えるパラリンピック

一方、 障害者はどんなものであれ「健常者」からしたらなりたくないものだろう 、というのも容易に想像できます。

世の中には自分の手足を切り落として障害者になりたい、という願望を持つ方もいるようですが、まぁ、普通は 「障害を持つこと」と「自分」を重ね合わせる人はあまりいない ですよね。

なので、パラリンピックを見て「すごい!」というのは技巧に対するレベルの「すごい!」であって、こう原始的な「あこがれ」から来る「すごい!」に比べると理性的なのではないかと。

そして、この理性的な「すごい!」はどれだけインパクトを残せるかというと、あんまり残らないんじゃないか、少なくともオリンピックと同じだけのインパクトにはならないじゃないか。

こういうことを考えると「パラリンピックが盛り上がらない」のは動物的な意味での必然なんじゃねぇかなぁ、と考えるわけです。

差別という前に考えたいこと

しかし、そもそも、 パラリンピックとオリンピックは同じ大会ではない ですよね。だから、パラリンピックがオリンピックと同じほど盛り上がる必要性は実のところないんじゃないでしょうか。

だから、パラリンピックはパラリンピックとして自由に楽しめばいいし、そこに差別が云々、というのは わりと野暮ったい気もします ね。つまり、この記事自体が大変野暮、ということでもありますが。

まぁ、2年後には東京でもパラリンピックがあるわけで、それに合わせていろんな予算を組んで施策が続いています。その恩恵は受けつつも、 変にオリンピックとパラリンピックを重ねて面倒くさくなることはあまりしたくないもの です。

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明日からパラリンピックの熱戦が始まるわけですが、興味があれば素直に楽しんでいきましょう。

踏ん張りましょう

さて、今回はこれくらいで。 皆様、あまり野暮ったいことは考えずに踏ん張りましょう。 では。





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くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談
15151372_922612661202917_1424986504_n1 「ボクの彼女は発達障害」のくらげと寺島ヒロが再タッグ! ADHD・難聴のサラリーマン「くらげ」とアスペルガー症候群の漫画家「寺島ヒロ」が発達障害に関するエトセトラを傍若無人に放言しまくる対談集です。 発達障害あるあるネタをイラスト付きでお楽しみください!
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