発見の手帳とは
発見の手帳とは梅棹忠夫の「知的生産の技術」にでていた知的生産の技法である。自分の考えていることをある程度、論文的にまとめることで、頭を使うことと定義したい。本来はカード型のノートでやることであるが、利便性を考えてGoogle ドキュメントで作ってブログにアップすることにする。この自分との対話を通じて、より自分と深く対話し、「自分の考えることを使えるもの」として再構築していく作業である。
何のために作るのか
メモの断片が大量にあることがわかった。しかし、これらを発展的に使う方法がない。これは大変もったいないことである。一つのことにつき1000文字程度を発展的に書き上げて、リンク機能やタグをつけることにより有機的に入れたり出したりすることができるはずである。最終的にはまとめてどこかに出すかもしれないが、出さないかもしれない。しかし、1000字をテーマに一つの事を考え続けて頭と腹をスッキリさせることはとても大事なことのように思う。
私はどんな人間になりたいか、と考えると、やはり研究者や作家・コラムニストになりたいのである。要はダイレクトに「知的生産」に携わることをしたいのである。そうなると、どのようなことが知的生産かといえば、とにかく「文章を作ること」が大事なのである。
どんなことを記録すればいいのか
これ自体は何でもいいし、思いつくままに1000文字をかけるテーマなら何でも良い。とにかく、断片ではなく「一つのまとまった形」にすることが大事である。基本的な流れとしては、メモを見て、メモの中にあることからピックアップして、あるいはまとめて発見の手帳を作ればいいのではないか。
また、過去に作ったコラムや日記を「使える形」にするために発見の手帳として再編集しても良いように思う。要は「使える記録」として機能させる必要があるのである。
どのくらい時間をかけるべきか?
音声入力を使えば1つの手帳につき1000文字として、10分から15分でできるはずである。1日の中の基幹的な作業として位置づけてもよいのではないか。頭の中に何か詰まっているなら、とにかくその場で作ってしまうことが大事である。まず、スマホでは核でもいいのでそのことを書く。それをコピペして1000字にあとからまとめ、タグとタイトルを作れば良い。