こんばんは。くらげです。
さて、結婚して1年経ったという報告を昨日いたしましたが、本日は会社が休みなこともあってあおと青梅に旅行に来ています。
実は結婚してから旅行に一緒にでかけたことがなく、山形への帰省を除けばはじめての遠出となります。まぁ、新婚旅行というものです。
なんで結婚して1年も経ってから新婚旅行かといいますと、金がなかったこともあるんですが、移動がどうにも大変だからです。
あおと遠出するのはなかなか大変、というのは以前から書いていますが、旅行の途中でぐったりしたりパニックを起こしたりして、双方がしんどくなります。なので、旅行を楽しむ以前に疲れてどうにも、ということがありまして。
で、今年1月からあおのてんかんが再発して街なかでも急に倒れることも増えました。それで仕事もやめてほぼ引きこもりな状態です。まぁ、あおは全然悲観はしてなくて引きこもりライフを満喫しています。いろいろやることやってますし。
そんな中、ひょんなことからあおが知人から成人向けバギータイプの車椅子を安く買ってリクライニングチェア代わりに使っていたのですが、「どうせ街なかでコケるなら最初から車椅子で動けばいいんじゃね?」ということで「車椅子に乗って新婚旅行」というプランができました。
で、調べたら東京都が障害者向けに宿泊費助成をしている宿が多摩の青梅にあるのがわかり、一部を助成費でまかなう感じで新婚旅行に車椅子でゴーしました。ちなみにバギータイプのなので自分が押す感じであおは荷物のごとく運ぶタイプです。
車椅子で電車に乗るとなるとかなり大変そうなイメージがありますが、今回は平日昼間ということもあり、ほとんど空いた状態で車椅子専用スペースがあるところを選べば特に問題がありませんでした。
力づくで電車とホームの隙間を乗り越えたりしてましたけど、立川では乗り越えられなくて周囲の人に助けてもらいました。ありがとうございました。
あおは長距離移動で一度は精神的に崩れるのですが、今回は電車の中でも近くに子供がいても耳栓をがっつりつけていることもあってすやすや寝ていてパニックを起こすこともありませんでした。
私としてもパニックが起きないしいつ転ぶかとヒヤヒヤすることもなく、肉体的にはワイシャツがびっしょりになるほどに疲れましたが比較的爽快な疲労感で精神的なよどみがなく投宿できましたね。
チェックインして汗を温泉で一流ししてさっぱりして料理と酒を楽しんで今に至っています。料理が本当に美味しくて感動しましたね。いい旅行になっていると思います。
でまぁ、やはり「いつこけるか」とか「パニックを起こすんじゃないか」とヒヤヒヤしたまま旅行に行くのはあまり気持ちの進むものではありません。それなら車椅子でガンガン進んでいったほうがよい。あおも「疲れたり頭痛がしないのでいいね」と言っていますし。これからはもっと車椅子を使って機動力を高めていきたいですね。
車椅子に限りませんが、福祉機器というと「完全に体が衰えてから使うもの」というイメージがあると思います。しかし、補聴器を耳栓代わりに使ってもいいし、車椅子を安全に運ぶための道具にしてもいい。気楽に使ってもバチは当たらないと思います。そういう「当たり前」を改めて感じる旅行ですね。
では、今回はこれくらいで。皆さん、自分をサポートできる器具を探しつつ踏ん張っていきましょう。では。
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