スーパームーンの夜に。月を想う。生命を想う。人間を想う。

思考メモ
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こんばんわ。くらげです。 本日は雑学ライターモードでお送りいたします。

スーパームーンが話題ですが

昨日はスーパームーンだったそうですが残念ながら雨天で見れず。でも、本日の月もなかなかにでかくて話題になっていますね。ボクは大きい月が苦手で「ビクっ」となったわけですけど。地平線沿いの赤い月とか見るといつも身震いします。

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怪物は満月の夜に蠢く

大きな月を背景にした怪物のイメージは西欧ではメジャーですけど、「月の光を浴びると精神に異常をきたす」という考えから来ています。英語では狂気をLunacyといいますが、月のラテン語読みである「Luna」が語源です。月の満ち欠けのように精神も月のように満ちては欠ける、そしてまた満ちるという変動を繰り返すところから、昔の人は月と精神を強く結びつけていました。同時に、太陽と月は対立するもの、太陽は神で月は悪魔、というようなメタファーも強く影響しています。ですから、満月の夜は怪物が蠢く夜なのです。

美しい、されど…

一方、東洋では「陰陽二元論」の影響もあり、月が不吉なものという考えは薄く、ことわざでも「月とすっぽん」とか「花鳥風月」のように「美しいもの」と表現されることが多いですね。しかし、かぐや姫に代表される月の物語には、「美しい」だけではなく、「研ぎ澄まされた狂気」のような気配をどこかに感じるものが多い。月には何か人を惑わすものがあることは私たちのご先祖様も感じとっていたのは間違いありません。

もう一つの命の星

月というのは存在そのものに神秘さがありますが、天文学的にも謎が多い存在。月は地球の衛星ですが、衛星としては異常に大きい。それなのに月がなければ地球が生命に満ちあふれた惑星になることもなかった。潮汐力による海のダイナミズムな動きが生命を作り出したからです。

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また、月は地球に降りそそぐ隕石を減らし、適度に生命が進化する時間を作り出している,と言う説もあります。月がない裸の地球だったら、生命が充分な多様性を確保する前に隕石落下で全滅してただろう、ということですね。 ともすれば、月は太陽に隠れた二軍的な扱いを受けることがあります。しかし、生命にとっては太陽以上に月が重要だったのかもしれません。太陽が「物質」を司るものなら、月は「生命」を司るものとも言えるかもしれません。

人間は月に育つ

それに、月は人間の知識の進歩にも強く結びついています。古代の人間にとって重要な学問に天文学がありますが、月の満ち欠けというダイナミックな動きが空になければ果たして天文学が存在し得たか。(天体が知能に影響するという話は「竜の卵」というSFが面白かった) そして、今、地球の周りに無数の人工衛星が飛んでいます。これらの人工衛星が我々の生活を豊かに変えました。この宇宙開発もまた月が「無理をすれば届く」距離にあったからこそアポロ計画が立ち上がって、その過程で培った技術がふんだんに使われています。もし、月が「手に届かないところ」にあったら人間は宇宙を目指したでしょうか。

優しい光に包まれる星・地球

ここまで記事を書いて空を眺めると、空高く孤高に白く輝く丸い月。

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月明かりが優しく降り注ぐ星に私たちは生きている。こんな星は無限に広がる宇宙に幾つあるだろうか。今宵、月を見上げる目はいくつあるのか。それぞれの見上げる夜空に、明日の希望が見つかりますように。

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