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AbemaTV「精神障害者の就労」特集から考える「お互いに期待しない支援」というお話

こんばんわ。くらげです。

昨日はAbemaTVで精神障害者と就労の問題について放送されておりまして、有名な精神障害者の情報発信サイトである「メンヘラ.jp」の編集長「わかり手」さんが当事者として出演されました。

AbemaTVとは

AmabeTVとは、地上波でも衛星放送でもなくインターネットを使ってテレビのように番組を配信しているインターネット放送局です。PCではサイトに飛べばそのまま視聴できますし、スマホでもアプリをインストールすればワンセグのように使うことが可能っぽいですよ。

この番組が気になる障害者当事者の人が多かったのですが「どうやったら見ることができるのか?」という文明開化が来たあとの江戸時代の人みたいな慌てっぷりになったのは内緒だよ!

なんとか見てみました

ネット上の動画コンテンツは字幕がついてないものがほとんどなのであまり視聴しません。

まぁ、なんとかMTコイルなどを駆使すればある程度理解できるのですが大変疲れます。覚悟がいります。

こんばんわ。親からまたしてもりっぱな白菜を送ってもらいました。あおが帰ってくる前に白菜の浅漬けを作っていたのですが、うますぎて食い過ぎたら胃...

今回もテーマは気になりつつ特に視聴するつもりはなかったのですが、わかり手さんの収録直前のツイートがあまりに挙動不審だったので大丈夫なのかと勝手に心配になり勝手にアドバイスをさせていただき、そのノリで視聴に至った次第です。

追記:役立ったようです

身体障害者はわかりやすいのか

内容は聞こえの処理が追いつかなかったので理解できなかったところも多いのですが、来年度から精神障害者が障害者法定雇用率に含まれるので企業や当事者はどうしたらいいのかを話し合っていたようです。(ご本人による記事はこちら

その中で、「精神障害者は身体障害者に比べてどう支援したらいいかわかりにくい」という意見もありましたがなかなか身体障害も「どう支援すれば/されればいいか」はなかなかに難しい課題です。

むしろ「聴覚障害なら事務作業が向いている」「目の見えない人ならコールセンターなら出来るんじゃない?」という「なんとなくのイメージ」が(障害者本人を含めて)逆に就労定着に失敗する原因になるケースも多々ありまして、「わかりやすければいいというものでもない」と痛感します。

これは精神障害者とその他の障害のどちらがわかりやすいわかりにくい・働きやすいそうではない、という話ではなく、どんな障害だろうと(あるいは障害がなかろうと)「個々人の持つ難しさ」があるということです。

ディスコミュニケーションから始まるコミュニケーション

ジョブコーチでもわからない

「障害者を職場でどう支援したらいいか」はその手のプロであるジョブコーチですら最初からわかるわけではありません。職場で一緒に障害者と働くことで障害者自身と職場の双方にアプローチします。

やってみないとと双方ともにわからないことが山ほどあるんですよねぇ。

割り切り大事

最初はもう障害者自身は「障害を理解してくれないのは当たり前」と覚悟して、職場も「最初はトラブルも起こすし戦力にならん」と割り切るのが大事なのかなと。

ちなみにくらげさんが職場に馴染んでまがいなりにも戦力化するのに3年かかったぜ!今でもトラブル起こしまくりだけどな!

コミュニケーションはもっと大事

とりあえず、大事なのは「コミュニケーション」になっちゃうんだろうなぁと。落としどころを交渉する、といっていいかもしれません。そのためにも障害理解は大事になるわけですが。

どう生きたいかプランする

まぁ、障害者が仕事をしたところで、待遇や立場、福利厚生の問題で自立の壁は分厚く高いのですが、仕事のみならず公的サービス、家族・親族をどう使って生きていくかのプランをPDCAサイクルまわして組み立てていくと少しはマシになるかも知れないですね。

私信:わかり手さんへ

最後に。今回、このような問題に顔出し・実名で出演されたわかり手さんは凄かったですよ。

あそこまで堂々とコメンテーターのクソな意見にも冷静に切り返して話をまとめたのは、テレビ初出演とは思えないほどの貫禄でした。

まぁ、今日はこれくらいで。皆さん試行錯誤しながら踏ん張りましょう。でわ。

くらげ

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くらげ

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