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発達障害者は食事に気をつけても特に障害が治らないよねってお話

こんばんは。くらげです。

発達障害は食生活で改善するか?

発達障害関係の勉強をしていると、3時間に1回は「怪しい話」にぶちあたります。怪しい話とはいわゆる「発達障害は治る」ってアレやこれやですね。

ボクは何度も「発達障害は障害であり治らない」「どれだけ障害が改善しようと障害が消えることはない」と主張しており、そもそも「発達障害が治る」という言葉に違和感があります。

でまぁ、更にその治し方ってのがいろいろあるわけなんですが、代表的なものが食事療法です。発達障害児に限らず子育ての定番ですが、「食品添加物を避けなさい」とか「野菜ジュースを飲め」とか「砂糖は控えろ」というアレですね。

発達障害の場合の特色として、「常に低血糖症が起きているから砂糖は避けましょう」とか「腸の悪玉菌が発達障害の原因だから善玉菌を増やしましょう。オリゴ糖を積極に取りましょう」というのが割とまかり通っています。

実際に会った方が真面目に言っていたのは「人間はもともと肉食動物だから小麦を食べるようにはなっていない。だから小麦やコメを食べると脳がアレルギーを起こす」という進化論的に大変興味深い意見でしたが、その方の発達障害が改善した、ということはお聞きしておりません。

ときどき、「発達障害の勉強会で食事療法をオススメする」という記事を目にしますが、大体(ピー)な団体ですよ。少なくとも「まともな」医者や科学者、栄養管理士などではなく、「保護者」だったり「当事者」の発表会でして、まぁ、お察しください案件です。

最近のトレンドは「日本の食品はミネラル不足で発達障害が起きる」ってやつですけど、どうもアレな組織がうごめいてるようなのでアレがあれしてアレなもんですね、はい。

教科書レベルの知識で充分です

まぁ、だからといって食生活に気をつかわなくていいか、っていうともちろんそうではなくて、発達障害者は食事に気をつけたほうがいいのは事実です。

心身共に緊張続きで疲れたやすいってのはけっこうあるようなので、栄養バランスはできるだけ考えたほうが良い。(教科書レベルで充分です。というか、それだけで充分です)あと、ただでさえ偏食になりがちなので、不足している栄養素は(家庭科の教科書レベルで)サプリメントや補助食品やおやつで補うと良いと思います。

こんばんわ。くらげです。 今週のnoteを更新しました。 今週のnoteを更新しました。 このブログでも何度か出ている「紙...

アレルギーとかなければ「疲れにくい食生活」を心がければオッケーなんじゃないかと。根本的に治りようがない以上、そのくらいしかできることもないんじゃないかなと。まぁ、治すのではなくて「補助する」って感じですね。普通に教科書レベルの知識があれば普通に食うのが一番なんですけどね。

で、うちらは食い過ぎて太っていくけどね!だめじゃん!

踏ん張りましょう

まぁ、今日はこれくらいで。皆様、食生活に気をつけながら踏ん張りましょう。でわ。

くらげ

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