DO-IT Japan一般公開シンポジウム「障害のある若者の新しい働き方」に参加してきたよ!ってお話(上)

こんばんわ。くらげです。



「障害のある若者の新しい働き方」

昨日はDO-IT Japanの一般公開シンポジウム「障害のある若者の新しい働き方」に参加してきました。

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DO-IT Japanとは昨日も書いていましたが、東大が主催する障害や難病のある児童・生徒・学生へ大学等の進学・就労を支援することで「将来の社会のリーダーとなる人材」を育成するためのプログラムです。

DO-IT Japanでは,障害や病気による困難を抱える学生の進学や就職といった本人の希望の実現をサポートすることで,未来の社会のリーダーとなる人材の育成を目指しています。

その夏季プログラムの一環として選抜生及び一般を対象にしたシンポジウムが開催されたのですが、前職から少々関わっていることがあり、今年も参加してきました。

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今年は「障害のある若者の新しい働き方」というテーマで、DO-IT Japanの共催企業である「ソフトバンク」「マイクロソフト」「富士通」の人事やCSRなどの担当者とDO-IT Japanのコーディネーターが話題提供・パネルディスカッションが行われました。

このシンポジウムは高度な障害者の働き方支援を社会に広めると同時に、シンポジウムを通して障害のある子どもたちの働き方に関する知識・認識を深める大変意義のあるものとなったと思います。まぁ、自分自身が受け止めたことは最後に書くとして、ざっくり概要でも。

プログラム前半概要

東大副学長挨拶

まず、東大の副学長が登壇し、「DO-IT Japanが将来をリードする人材の育成を願う」と挨拶がありました。

文部科学省からの挨拶

続いて登壇した文科省高等教育局学生・留学生課課長補佐は「障害学生支援におけるDO-IT Japanが果たしてきた役割」と「大学を出ても障害者の就職が進んでいない現状と展望」を講演しました。

その中で「障害学生自身も企業も就職のモデルケースを周囲に見つけにくい」ことを障害者の就労が進まない理由の一つとしてあげ、その改善として「大学におけるキャリア支援の改善と充実」「企業において活躍できる環境を整えていく」「大学と企業が就労に関する情報を一緒に発信していき、世の中の理解を得る」という3つの方向性を述べていました。

厚生労働省からの挨拶

次に厚生労働省障害福祉課課長補佐から「障害サービスを受けている人が100万人で働いている障害者が47万人。障害者が働きやすい状況ではない。また、仕事をしながら福祉サービスを受けやすい制度にしてほしい、という要望は多い。制度は世の中のニーズ、動き、要望、要求などが広がってきて改正できる。DO-IT Japanの取組が進めていって世の中の理解を深めて欲しい」という期待を込めた話がありました。


「多様な人々とともに働く職場を実現する:ショートタイムワーク制度」

シンポジウム前半は各社から「働き方改革」を説明があり、まず、ソフトバンクの「多様な人々とともに働く職場を実現する:ショートタイムワーク制度」という取組の紹介から始まりました。

ソフトバンクでは10年前から障害児の支援をしていますが、支援することで能力を伸ばせることができた子どもでもフルタイムで働くのが難しく仕事がないという問題に直面しました。

そこで、ソフトバンクの中で障害者雇用の一環とし、それぞれの体力などに応じた時間で勤務できる体制を整えました

仕事は受入部署の仕事を洗い出して整理し、主に事務処理などの切り分け可能な作業を担当してもらっているそうです。これにより受入部署の仕事量が減り、満足度はかなり高いとのことでした。

「全社員がいつでもどこでも活躍できる:マイクロソフトの働き方改革」

日本マイクロソフトからは「全社員がいつでもどこでも活躍できる:マイクロソフトの働き方改革」というテーマでマイクロソフトの社風と日本型企業の比較から始まり、障害者のみならず日本マイクロソフト全体の働き方の意識を変えていく試みをたどっていました。

日本の人事は「みんな同じ働き方をする」という前提で「イレギュラーなことを減らす」ことを重視している、ワークスタイルイノベーションが起きにくいという問題を指摘し、大事なのは「成果」であることを強調しているのが印象的でした。

「多様な障害への配慮のある労働環境を生む:富士通ワークスタイルガイドライン」

最後に富士通から「多様な障害への配慮のある労働環境を生む:富士通ワークスタイルガイドライン」という題で障害者が働く上でのガイドラインを定めたという事例発表がありました。

ガイドラインの内容は障害者雇用の理念・法律・障害者とは・セルフアドボカシー・合理的配慮のプロセスなどに加えて「障害をどう説明するか」など障害者自身の努力すべきことも盛り込んだもので、「社内全体の障害への相互理解」を進めるツールになっているそうです。

さらに富士通は2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて「心のバリアフリー」を進めており、こちらの事例紹介もありました。

「DO-IT Japanのこれまで取り組みと新しいインターンシップの必要性」

企業からの話題提供のあとは、DO-IT Japanのコーディネーターから「DO-IT Japanのこれまで取り組みと新しいインターンシップの必要性」という講演があり、「障害者が働く意味」「現在の日本人事制度と障害者の雇用問題」な多岐に渡る話題提供が行われ、「これまでの日本型人事体制では日本全体がうまくかなくなる、対話と提案のできる障害のある若者は社会変革のエンジンとなる人材になることができる!」と熱く語られていました。

明日に続く

というところで、前半のプログラムが終了しましたが、今日のところはこれくらいで。

明日は後半のパネルディスカッションの概要とボク自身が考えたことを書きたいと思います。では。