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障害者のアイデンティティを持つことは老いを受容することにも似ているのでは?ってお話

(アイキャッチはあお撮影)

こんばんわ。くらげです。

布団を買い替えたら低気圧に勝てたお話

セミシングルの布団とは

数年使っていた布団を買い換えたと前に書きましたが、店員さんに「セミシングルの布団どこにありますか?」と聞いて「セミ・・・シングル・・・?」と気まずい凍った時間を作りだしました。

それをあおに伝えたら「セミシングルっておまえの肩幅より小さいだろ!」とゲラゲラ笑われ、「俺の肩幅って何メートル?」と聞いたら「肩幅をメートル単位で表現する奴ははじめてだわ!」と突っ込まれましたね。

なお、そのあとにメジャーで測ったら肩幅が55cmだという。意外と小さいなー、数え間違いじゃね?と近いものを探したらあおの昼寝用長座布団がちょうどのくらいでした。「・・・。この長座布団が歩いてるのか」「そうですね」「うざいな」「うざいですよ、慣れましたけど」「壁だな」「壁ですね」という謎のやりとりがありましたね。

寝ることは大事だ

で、お布団ですが新しいだけあって腰に大変にやさしく催眠効果が著しいという代物です。つまり丸1日寝ていても疲れないですね。いつまでも寝ていられますね。

そんで日曜日はあおは休薬日なこともあって起きている時間の方が短く、ボクもすやすやしている時間が長かったですね。

こんばんわ。くらげです。 休日は寝込む日 土日は減薬 ボクはADHDの薬の「ストラテラ」と「コンサータ」を服用していますが即効性の強い...

そしたらこの月曜日の爆弾低気圧の中でも普通に仕事して帰ってきましたよね。睡眠は偉大ですね。発達障害の人は寝る時間だけはなにがなんでも確保しましょう。死ぬぞ。

障害者としてのアイデンティティを持つことは老いの先倒し?ってお話

さて、シリーズ連載中の障害学生支援の記事についてはちょっと追加調査中のためにお休みして、ちょっと軽いことを。

ヒモを生やして2ヶ月

先日、補聴器をなくしてあおに怒られ補聴器と人工内耳にヒモをつけることになりました。本来子供用なので185cmの老け顔おっさんがつけていることは想定していないものです。似合わないことこの上ない状態です。

こんばんわ。くらげです。 ボクは外出中は基本的に補聴器や人工内耳を外して歩いています。環境音でイライラするのと補聴器や人工内耳の圧迫感...

しかし、ヒモをつけることで無意識に補聴器や人工内耳を外すことがなくなり、徐々に電源を入れっぱなしの時間も長くなっています。

それは人に何か言われてすぐに応答できる時間の幅が広がっていることでもあり、仕事上でのコミュニケーション量は増大しているのですが、どうも「こう話せることって自分はなんなんだろうか、障害者なんだろうか」と悩むことが増えています。

手帳の上でも医学的な数値の上でも、精神科医の診断書でも聴覚障害にADHDに双極性障害にといろいろわるわけですけど、こう調子がいいと「自分は何物なんだ?」となるわけですね。

聞こえないことがアイデンティティ

べつに悩む必要は無いだろうと思われるでしょうけど、14歳からろう学校にいて「聞こえないこと」にアイデンティティを抱いていたので「聞こえること」について逆にコンプレックスがあったりするんですよ。聞こえた方が便利なのは間違いなく便利なので補聴器も人工内耳も使ってますけど、「こういうのを使わない方が本来の自分であるって聞こえる自分は偽物じゃないか」とか。面倒ですね。

こんばんわ。くらげです。 note更新しました 今週のnoteを更新しました。 くらげ×寺島ヒロ 発達障害あるある対談 第...

これはADHDの薬にも言えることで「ADHDの薬が効いて落ち着いてるって自然な状態ではない。でも、自然な状態だとトラブルがひどくなるわけだから薬を使うわけで・・・。あれー?」と堂々巡りになったりします。

これはまぁ「納得」というか「偽物だろうが本物だろうが全部含めて自分」という覚悟というか、そういう包括的な話なんだろうなと

老いとは自然でなくなること

まぁ、人間、歳を取ると否応も無く「自然な状態」なんかで生きられなくなるわけですから「不自然な状態の前倒し」とも言えるかも知れませんね。そこから見ると「老い」に対しては健常者よりも恐れは少ないかも知れません。ある程度は「不自然」を受容してるわけですから。

こんばんわ。昨日に引き続き体調が極悪なくらげです。気圧の変動しない国に行きたいです。 障害者の2つの意味 さて、ちょっと発達障害関係のニ...

さて、そんなとりとめも無いことを考えていたら睡眠時間が短くなりそうなので、今日はこれくらいで。皆さんよく寝て踏ん張りましょう。でわ。

銀座哲学レクチャー連続講座「古典を読む」

法政大学講師の友人、大森一三さんが銀座の夜のお勉強会を開催するので告知してくれとお願いされましたのでご紹介です。

銀座哲学レクチャー連続講座「古典を読む」Ⅰ
「カント『人間学』を読む」全6回

近・現代の哲学に多大な影響を与えた哲学者、カント。
彼は主著とされる「三批判書」を執筆しながら、大学で20年以上にわたり「人間学」の講義を続けていました。
その内容をカント自ら推敲し、まとめたものが『人間学』です。
難解で知られる主著とはいささか趣が異なり、『人間学』では、認識、身体、心、教育、道徳、文化、歴史、宗教と
人間にかかわる多岐にわたるテーマを平易な語り口で論じながら、そこに巧みに自身の思想のエッセンスを織り込んでいます。
本講座では、『人間学』を一緒に読みながら、『人間学』に込められたカント思想のエッセンスを探ってゆきます。

会場  株式会社クリックネット銀座セミナー・ルーム
東京都中央区銀座3-11-18眞帆ビル3階
参加費 各回1500円(資料代込)
定員  20名(先着順)
※参加ご希望の方は参加ボタンをクリックしてください。

第1回 5/10(水) 19:30-21:00
第2回 5/24(水) 19:30-21:00
第3回 6/7 (水) 19:30-21:00
第4回 6/21(水) 19:30-21:00
第5回 7/5 (水) 19:30-2100
第6回 7/19(水) 19:30-21:00

※1回のみの参加も可能です。
※資料は当日会場で配布します。

【講師紹介】
大森一三(おおもり いちぞう)。
千葉県生まれ。2013年法政大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士後期課程修了。博士(哲学)。現在、法政大学文学部兼任講師。論文に「カント「教育論」における「道徳化」の意味とその射程-」『教育哲学研究』第107号など、カントに関するものが多数。専門は近現代の哲学、倫理学、教育思想。

主催:哲学研究会パイデイア/まなび創生ラボ
協賛:株式会社クリックネット

※銀座哲学レクチャーでは哲学を学びたい人のために対話型の入門講座を開講しています。

近・現代の哲学に多大な影響を与えた哲学者、カント。 彼は主著とされる「三批判書」を執筆しながら、大学で20年以上にわたり「人間学」の講義を続けていました。 その内容をカント自ら推敲し、まとめたものが『

興味ある方はぜひ。かなり面白い人間ですので。

くらげ

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