こんばんは。くらげです。
無事に帰ってきました
さて、昨日から本日にかけて青梅のほうに新婚旅行に行って参りました。あいにくの雨で観光は出来なかったのですが、久々に丸1日のんびりしておいしいごちそうや温泉を楽しむことが出来たので満足しました。
昨日は「あおの移動に車いすを使ったところ移動のストレスが激減した」ということを書きましたが、いつもは長距離移動すると翌朝は潰れていて時々チェックアウトの時間になっても起きられない、ということが結構あります。
それが今朝は昨夜特別早く寝たわけでもないのに6時くらいには目が覚めて朝温泉に行けたくらいには元気でした。あおいわく「朝に温泉はいるって一度やってみたかった」ということで、どれだけいつも移動にエネルギーを消耗しているのやら・・・?と思いました。
移動の時に一番怖いのが子供が泣き始めることで、これがおきるとあおの精神状態が一気に悪化します。しかし、今回はとなりで赤ん坊が泣き始めても車いすの上で耳栓つけてすやすや寝ているのでこっちも安心できました。
私自体もあおが不調になるのでは、という心配が全然無かったので実際に帰ってきた後に荷物を片付けて晩ご飯を準備するくらいの余裕は残っているくらいには元気でしたねぇ。
車いすで電車に乗ってみて
で、今後も長距離移動することがあればがんがん車いすを使っていきたいのですが、実際に車いすを押してみると何カ所か車いすで電車を使うときに気をつけないとな、というポイントがありました。
移動距離が倍増
まず、当然と言えば当然ですが、駅の中の移動時間がいつもの倍以上になります。エレベーターの設置場所が駅によって異なる上にホームの端にある場合も多くて結構移動しました。
よく「車いすでの移動は大変だ」といいますが、まず物理的な移動距離でキツいなぁ、と実感しましたね。大柄で体力はある方の自分でも結構汗だくになったので、小柄な方や女性が車いすを押すのは結構大変だろうなぁ、と。
まぁ、これはベビーカーにも言えることで、いやほんと赤ちゃんを抱えながら移動する方は凄いなぁ、と。もっと子供の移動に男手を使うべきですよ、ほんと。
ホームドアは車いすにも有効
あと、移動距離が長いのにも関係するのですがホームの狭いところは車いすの幅ぎりぎりのところがありまして、下手したら転倒しかねないなぁ、と慎重になりましたね。
一方、ホームドアがあるところだと狭くても落ちる心配は無いので安心できました。これまではホームドアというと視覚障害者が転落しないようにするイメージが強かったのですが、肢体不自由の方やベビーカーが安心して通れるようにする意味もあるんだな、と初めて実感しました。
エレベーターは結構狭い
あおが持っている車いすはアメリカ製の車いすなのですが、100キロの成人が乗っても大丈夫という日本の車いすより二回りは大きなモノです。
折りたためるし軽量なので意外と収納には苦労しないのですが、実際あおを乗せてみるとエレベーターではもう車いすがぎりぎりで誘導する駅員が同乗できない、という事態になりました。
まぁ、海外製品ですから日本の基準ではどうしても不都合が出るのは仕方ないのですが、2020年のオリ・パラで海外から来る車いすユーザーがエレベーターに車いすで入らず混乱する、ということもありえるんだろうなぁ、と。
機動力は上がります
いろいろ注意するべき点はありましたが、これから遠距離移動するときは車いすをうまく使うことであおと一緒にどこかに行く機会は増えていきそうです。
ただ、実際にやってみて思ったのは諸事情で移動できない人というのはかなり多いんだろうなぁ、と。私はある程度障害に関する知識もあるし体力もあるので比較的簡単に移動できましたが、慣れない人にはどうクリアしていいかわからない壁なんだろうなぁ、と。
移動のバリアフリーの関する知識をもっと広げていくことも必要なんだろうなぁ、と体感した旅でしたね。
踏ん張っていきましょう
さて、今回はこれくらいで。皆様、自分にあった移動方法を探しつつ踏ん張っていきましょう。では。