こんばんは。くらげです。
平成ネット史(仮)を見ました
さて、2019年1月2日・3日にEテレで放送された「平成ネット史(仮)」を見ていました。普段はあまりテレビを見ないのでかぶりつきになって番組を見たのは久々でしたね。
平成ネット史(仮)はタイトルの通り、平成を通して日本のインターネットがいかに発展してきたかを(アラサー・アラフォー視点で)振り返ったものです。
2日に放送された前半は「Windows95」から「2ch」、「テキストサイト」から「ニコニコ動画」あたりまでの日本独自のインターネット文化を(かなり美化しつつ)俯瞰し、3日の後半では「i-mode」の流れから「スマートフォン」の変化と「SNS」や「Youtube」について取り上げられていました。
Windws95が販売されたときに小学6年生だった私は青春直撃な話題やコンテンツが出るたびに「懐かしー!」という感情が無限に突き上げてきて悶え狂っていて妻のあおから「うるせぇ黙れ」と怒られました。
後半では打って変わって「なぜ日本のインターネットサービスは衰退したのか」とか「東日本大震災が日本のネットにおけるターニングポイントだった」ということを復習できて学びがありましたね。
この番組はネットで青春を浪費したアラサー・アラフォーのネクラにとってはもうたまらない内容だったのは間違いなく、ツイッターのトレンド的に視聴率が(Eテレで深夜という条件にかかわらず)高いんじゃないかなぁ、と。ぶっちゃけインターネット老人会(笑)でしたね。
ネットの速度は速くなったけど
まぁ、この番組、いろいろと見どころはあったのですが、考えさせられたという意味ではゲストの宇野常寛さんの「インターネットは情報が早すぎる」というところでした。
現在のインターネットは電話回線を使ってたころと比べて3000倍以上も速くなって、スマホを使えば手元で撮った動画をどこにでも瞬時に飛ばせるわけなんですが、これはもう人間の脳の処理速度の限界を超えてねぇ?とか考えることはやはりあるわけですよ。
このブログ自体が「ネットですぐに反応するのを抑えて自分で考える癖をつけよう」ということがテーマでもあるので「インターネットでの情報の回転を遅くする」というのはかなり賛同するところではあります。
一方で「Tik Tok」の人気とかは高速インターネットのおかげだし、自動運転なりなんだりは5Gとかが作る「速いインターネット」が不可欠なわけですよ。そういうハードウェア的に「速い」のと人間の処理できる情報の「速度」はだいぶ違うわけでして、この辺がだいぶ曖昧になっている気もしますねぇ。
なんでも速度の速さを求めると脊髄反射が強いことになるんですが、それはやはり人間としてはもう少し脳を使いましょうよ、少し遅くてもいいじゃないですか、少し腰を据えて考えていきましょうよう、ということは思います。
どんどん速くなるインターネットでどう「遅くあるけど置いてけぼりにされないようにするか」というのが私がネットに向き合う上でのテーマでもあるのかな、と思った年明けでした。
というわけで、「遅いインターネット」計画が書いてあるらしい「PLANETS vol.10」を買って読んでみようかと思います。
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踏ん張っていきましょう
さて、本日はこれくらいで。皆様、自分に合ったスピードを見つけつつ踏ん張っていきましょう。では。