こんばんは。くらげです。
テレビを見る習慣がありませんでした
さて、すったもんだあって初回放送が延期していた今年の大河ドラマ「麒麟がくる」が始まりましたね。逆臣・反逆者として知られる明智光秀を大河ドラマがどう調理するのか今から楽しみでなりません。
ところで、大河ドラマを見始めたのは実はそんなに昔ではなく、2013年の「八重の桜」からです。子供の頃はまだテレビに字幕がついていませんでしたし、地上デジタル放送になってテレビに字幕がつくのが一般的になった頃にはテレビを持っていなかったんですね。
で、ちょうど2013年に部屋を借りた時、たまたま家具・家電付きのプランでテレビがあったので流し見していたら字幕がついていることでテレビを見るようになって、その流れで「幕末の銃がいっぱい出てる!(語彙力)」って感じで八重の桜を見るようになったのが始まりです。で、見たり見なかったりでした。
それが、2016年の「真田丸」は妻から「アホじゃないか」と言われるくらいにハマりって、真田丸が最終話を視聴した日は本当に腰が抜けて立てませんでしたね。OPのテーマを聞くと今でも無条件に涙が出ます。(なお、真田丸のテーマではじめて弦楽器の音が美しいと感じるようになりましたが、それはまた別に書きます)
で、真田丸以降は「おんな城主 直虎」は完走(ムロツヨシが演じる方久が大好きでした)、「西郷どん」は途中脱落、「いだでん」は途中脱落したものも最後の5話あたりは貪るように見て最終話で涙を流す、という流れで、久々の戦国時代の正統派大河ドラマ、という感じです。
火縄銃が来た
第一話ですが、初の4K放送となる大河ドラマということで、非常に色彩鮮やかな衣装になっているのが印象的でした。本当にあんなハデハデな塗料が当時あったのかな?と不思議なんですが、このへんは後で調べてみます。
また、松永久秀を演じる吉田豪太郎とゲスト出演の大塚明夫が共演シーンが似すぎ&濃すぎるとか、松永久秀が最初からボンバーマンだとか、松永久秀が胡散臭すぎるだとか、松永久秀が出てるからって特に関係ない家が爆発する必要もないよねとかが話題になっておりましたが、私としてはいきなり火縄銃が出てきたのでとても嬉しいですね。「鉄砲だ!」と抱えて踊りたくなる気持ちもわかりますよ。ガンオタなので。
今年の大河ドラマですが、火縄銃が好きな私としてはこのシーンでもうお腹いっぱい感があります pic.twitter.com/Uq6OJ94QYb
— くらげ@耳の悪いADHDのオッサン (@kurage313book) January 19, 2020
それで、火縄銃の弾を出すシーンがあったんですけど、そのシーンで写っていた鉛玉の大きさが違うことに気づきましたでしょうか?火縄銃の弾は鉛を溶かして、玉鋳型という鋳型に流し込んで作るのですが、結構いびつに出来上がるようで、大きさにばらつきがありました。これは日本だけかというと当然そうではなくて当時のヨーロッパなどでも不揃いな弾が多かったようですね。
麒麟がくるの第一話目で一番すごかったのが、火縄銃の弾丸の大きさがバラバラだったことですね。火縄銃の玉は鉛を溶かして玉鋳型に流し込んで作りますが、それほど精度よく作れなかったようです(写真は18世紀頃に西洋で使われてた鋳型のイラスト) pic.twitter.com/WjtSCBTYYc
— くらげ@耳の悪いADHDのオッサン (@kurage313book) January 19, 2020
とはいっても、火縄銃のような前装式の銃は弾が銃口から入ってしまえば撃てますし、1発1発を正確に狙って遠方を撃つというよりも集団で近距離の敵を一斉に撃つことが多いため命中精度はそれほど重視されません。なので、弾が不揃いであることは特に問題でもなく、不揃いであることが逆にリアリティがあるのですね。(もしかして大きさが揃ってたらすみません)
ちなみに、いわゆる種子島は火縄銃の中でも瞬発式火縄銃というタイプで機構的には命中精度が大変高いと言われています。文禄・慶長の役で日本軍と戦った朝鮮軍は日本式の火縄銃を鳥を仕留めることができる銃という意味で「鳥銃」と呼ばれていましたが、これはまた別な話。
このくらいで
では、今回はこのくらいで。皆様、好きなものに饒舌になりながら踏ん張っていきましょう。では。